地球と家族に優しい住まいへ
断熱性能について
断熱性能(UA値)が高い家=いい家、と言えるでしょうか?
数値だけを追いかけると、窓は小さく減っていき、太陽の光が入りにくく、窮屈な家になります。
同じ断熱材の家でも隙間がたくさんあって空気が漏れると、室内温度は大きく変わります。
つまり、断熱性能が同じ家でも、窓の設計や気密性の違いで快適性に大きな差が生まれ、断熱性能は家の良し悪しのほんの一つの指標でしかないということが分かります。
私たちは、光を四季に応じて適切に取り入れる設計や気密性、コストまでトータルで考えたうえでの断熱性を考えたいと思います。
丈夫で、心身ともに心地よく、程々のコストで、長く豊かに暮らせる住まい——それが私たちの目指す住まいのあり方です。
C値
住宅の「C値」とは、家にどのくらい“すき間”があるかを示す数値です。家のすき間面積を床面積で割ったもので、この数値が小さいほど気密性が高く、外気が入りにくくなります。
カナダではC値0.9、スウェーデンでは0.6~0.7が基準ですが、日本の一般的なハウスメーカーは4.0程度。世界的に見ると、基準すら決められていない日本は気密に緩いです。
壁や屋根に隙間の多い家では、せっかく断熱材を厚くしても冷暖気が入り込み、結露の原因にもなります。また、換気システムがうまく働かず、健康や快適さにも影響が出てしまうことがあります。
気密性はメーカーのブランドや設計プランよりも、担当する職人の仕事の良し悪しが決め手になります。
弊社では、断熱工事に熟練した自社大工が一棟一棟丁寧に施工し、日本の一般基準の約1/10という高い気密性能を目指しています。
一般的な家・・・ C値4.0㎠/㎡
(一般的な家の隙間合計400㎠)
中土居工務店の家・・・・平均 C値0.4㎠/㎡
(隙間合計40㎠)
UA値
「UA値」とは、家の中の気温が、どれくらい外に逃げてしまうかを表す数値です。
床や壁、屋根、窓などから逃げる熱の平均を示しており、この数値が小さいほど断熱性能が高く、エネルギー効率の良い家になります。
欧米の基準は厳しく、一般的にUA値0.4以下ですが、2024年に改正された日本の省エネ最低基準はUA値0.87。日本の最低基準ではヒートショックなどの健康リスクに対しても十分安全とは言えません。
中土居工務店では、関西でUA値0.46以下の「断熱等級6」をおすすめしています。
少ない熱源で冬は床近くまで暖かく、夏は涼しい、良好な室内環境とコストのバランスで断熱性能をご提案します。
施工は自社の大工が担当。窓まわりやコンセントまわりといった細部まで丁寧に断熱処理を行います。私たちは、「見えない部分の職人のこだわり」が、家全体の室内環境を左右すると考えています。
日本の省エネ基準 …… 断熱等級4
(UA値:関西で0.60〜0.87 W/㎡K)
中土居工務店の家 …… 断熱等級6
(UA値:関西で0.26〜0.46 W/㎡K)
自然の力を活かした暮らし
「断熱性能を高め、快適な家にするには、窓を小さくすればいい」──そんなふうに思われがちです。
たしかに窓が小さいほど外に逃げる熱は少なくなりますが、その分、光や眺め、開放感までも失われてしまいます。
冬は太陽を取り入れて暖房エネルギーとし、夏は光を遮り、春秋は自然の通風も活用する。
四季ごとに窓から入る光や風を丁寧に計算し、高性能な樹脂窓を適切な場所に配置することで、明るく伸びやかで自然の力を活かした暮らしを実現できると考えています。
また、敷地を活用するために、高天井やスキップフロア、変形平面も積極的に取り入れることが出来ます。
私たち中土居工務店は、“快適さ” と “空間の広がり” のどちらも諦めない家づくりを大切にしています。
耐震性能について
心地よく安全な家づくり
近年、新築住宅では「耐震等級3」を確保することが当たり前になってきました。
中土居工務店でも自社標準として「品確法または許容応力度計算による耐震等級3」を基準としています。
ただ壁を増やして構造を強くすれば、壁で空間が小割にされた窮屈な家になりがちです。
設計の手間はかかりますが、建物の重心のバランスや、柱や金物の配置などを丁寧に計画することで、丈夫でありながら最小限の大きさで引き締まった構造を実現することが出来ます。
中土居工務店では、構造計算ソフトを使った詳細な検討を行い、耐震性を確実に確保しながら、開放感のある、「心地よく安全な家づくり」をしたいと考えています。
上下階で柱が通る安定した家
「柱の直下率(ちょっかりつ)」とは2階の柱の真下にどれだけ1階の柱があるかを割合で示した指標です。柱が上下階で揃っているほど地震時などに建物にかかる力の流れが素直で、構造的に有利とされています。これは法律で基準が定められておらず、同じ耐震等級3でも、直下率20%の家と80%の家は構造的な視点で言えば雲泥の差があります。
中土居工務店では、素直なプランニングの結果として、一般的に理想とされる60%よりさらに高い80%以上を基準とし、「力の流れに素直で地震に強い家」を目指しています。
〈直下率の比較〉
一般的な柱直下率の高い家 ……直下率60%前後
中土居工務店の家 …… 直下率80%以上
(※) 上記の数値はお客様主導のプランではなく、設計者にプランニングをお任せ頂いた場合に確保可能です。
地震時のねじれが少ない家
「偏心率(へんしんりつ)」とは、建物の重さの中心(重心)と、地震の力を支える強さの中心(剛心)のずれを示す数値です。
このズレが大きいと、地震のときに建物がねじれるように揺れ、倒壊のリスクが高まります。
逆に、偏心率を小さく整えることで、建物全体に力がバランスよく伝わり、地震に強く安定した構造になります。同じ耐震等級でも偏心率の小ささが繰り返しの地震時に大きな違いを生み出します。
中土居工務店の新築住宅では、基準値の偏心率0.3よりも大きく偏心率の小さい0.1以下を基準とし、「偏心率が小さく、地震の時に捻じれない家」を心がけています。
〈偏心率の比較〉
一般的な家 ……偏心率0.3以下
中土居工務店の家 …… 偏心率0.1以下
(※)上記の数値はお客様主導のプランではなく、設計者にプランニングをお任せ頂いた場合に確保可能です。
今ある住まいを強く・快適に
9割以上の耐震化が進んだ現在でも、日本にはまだ約1,300万戸もの耐震基準を満たしていない、危険な家屋があるといわれています。
中土居工務店では、新築時の耐震・温熱設計はもちろん、今お住まいの家や中古住宅を安全で快適な住まいへと再生する工事も、豊富な経験をもとに手がけています。
建物の特徴や家族の暮らし方を調査し、入念にプランを立てたうえで、開放感を損なわずに耐震性を高める設計を行っています。
工事の前には必ず「耐震診断」を実施し、今の建物の状態を正確に把握したうえで、最適な補強とデザインの両立をご提案します。
家族の安心と心地よさを守るために、中土居工務店は、丁寧な事前調査・プランニングからサポートします。
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・開放性を⾼めた耐震リノベーションの例
(※)改修工事の躯体状況によっては、弊社推奨の断熱性能、耐震性能が確保できない場合がございます。