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池に空に開くテラスのある家

  • モルタルの外壁を基調に、グレートーンで外観を統一

  • 玄関ドアから雨に濡れずに駐車スペースまで移動できる庇

  • 小庇の下のみグレーの保護塗料を塗った杉板張りのアクセント外壁に

  • 外壁と一体になった玄関戸をあけると、木の内装の玄関ホールがみえる

  • 玄関框を斜めにすることで、スペースを有効利用

  • 手摺、腰掛、物干しバーの機能を兼ねた玄関袖の造作

  • 幅3mの広々とした洗面+収納、廊下と一体化することで空間を有効利用

  • 洗面利用時も行き来ができるよう、廊下幅は1.2mを確保

  • 子供寝室と主寝室に分岐する廊下、建具の上はあえて塞がず、1台の空調で温度管理が出来るように

  • 将来的に二部屋に分けられるサービスルーム、最小限の面積とした。

  • グレーの杉板壁と無垢の杉フローリングによる主寝室

  • 高さを抑えた窓から坪庭の植栽がみえ、外壁を連続させることで空間に広がりを生む

  • ベッド上部の壁にスイッチ類をまとめたニッチ

  • 広々とした脱衣室兼物干しスペース

  • アイストップとなる階段脇に設けた小物置のニッチ、廊下洗面の床材は水に強いゴム集成フローリングを使用

  • 階段下のスペースを有効活用したトイレ、床はタイル仕上げ

  • 二階のリビングダイニングへ、北面には低い造作の棚が連続する

  • キッチンと居間は二段のスキップを設け、目線がちかくなるように。 北面の壁は風景を反射する磨き漆喰仕上げ

  • 居間とインナーテラス、学習スペースが見渡せるキッチン

  • 立ち作業中心のキッチンと床座中心の居間の距離感が縮まる

  • 日中は人工照明なしでも明るい空間に、居間の床は吉野産の杉フローリング

  • 家族のだんらんの際は円卓を使い、朝の軽食はキッチン対面の造作カウンターを使う

  • 天井高を変えることでワンルームの中にも各スペースの抑揚が生まれる。キッチンの上もロフトがあるように見えるが、実際には三角形の鏡が貼られている。

  • 天井高を抑えた落ち着きのある勉強コーナー。棚も杉の集成材で制作し、素材感を統一した。

  • 勉強コーナーの奥にある旦那さんの書斎をみる

  • 床はカーペット仕上げ、壁は左官の落ち着きある空間

  • ロフトから居間をみる

  • 大開口部を壁面に引き込むとインナーテラスと居間が一体になるリビング

  • 奥行1.8mの空にむかうインナーテラス、休日はBBQなどに活用されている。

  • あえて壁にはテレビを設けず、プロジェクターで夜のシアターライフを楽しむ

  • 夜は手元を重点的に照らす局所照明により、落ち着きある住空間に

  • 外観夜景

竣工 / 2025年01月

設計者 / 中土居宏紀建築研究所

担当大工 / 古井裕貴

所在地 / 大阪府大阪狭山市

延床面積 / 85㎡

建築面積 / 42㎡

敷地面積 / 105㎡

断熱等級 / 5 (UA値=0.50)

耐震等級 / 3(最高等級)

耐風等級 / 2(最高等級)

換気種別 / 第三種換気

BELS / ☆☆☆☆☆ (BEI=0.76)

その他 / 長期優良住宅

北陸生まれのお施主様は、大阪でも自然への広がりを感じる手の届く土地を探し、この場所に行き着きました。
敷地は両隣を隣家に挟まれながらも、細長い池が隣接し、空の広がる眺望がありました。
そんな池と空にむけてひらかれたインナーテラスのある、コンパクトかつ広がりあるお住まいです。

内外装はグレートーンの杉板やモルタル、磨き漆喰の壁面をベースにしつつ、様々な表情の木材を丁寧にコーディネートし、モダンなホテルのような印象にまとめています。

1階はコンパクトに水回りと寝室を設け、陽の当たる眺望の優れた2階をワンルームのLDK+学習スペースとしました。
2階のキッチンとリビングは2段のステップを設けることで、円卓に座る家族とキッチンとの視線が近くなり、コミュニケーションが生まれるよう工夫。
天井高を低く抑えた落ち着きのある学習スペースや書斎、隠れ家のようなロフトスペースなど、1室空間の中に雰囲気の異なる居場所が生まれ、家族が思い思いの時間を過ごすことができます。

必要最小限の面積で認定長期優良住宅を実現し(※)、造作家具は大工さんの手で作れるものに絞ることで経済性に配慮、断熱性は初期とランニングで最もコストメリットの高い水準を探るなど、手の届くフルオーダーメイドのお住まいとなっています。

(※)長期優良住宅の認定は住宅全体で80㎡以上、1つの階の面積が40㎡以上の両方を満たしている必要があり、当住宅はその水準の最低限を満たすようにした。



  • 妻と息子も家にとっても愛着があります!

  • 大阪狭山市S様

  • Q当社での家づくりのきっかけを教えてください。

  • ・まずは構造設計とデザイン性に強みのある工務店に数社ヒアリングに行きました。土地を決めかねる中で、中土居さんには土地選定に際してアドバイスも頂きました。
    ・数社に依頼したプランニングの中でも、他社さんは自分たちのラフな図面をそのまま現実的な間取りに落とし込む形でしたが、中土居さんは意図をくみ取りながら全く異なる間取りが出てきました。
    ・なぜこの間取りが最適なのか、構造や温熱環境のこと、そしてイメージパースなどを見せてもらい、その案の良さがわかりました。
    最終的に大きなテラスのある提案が気に入って、正式にお願いをすることになりました。

  • Qお住まい頂いていかがでしょうか?

  • 妻の家族や息子の小学校でできた友人家族等も家に来るたび「木の匂いがする!」等々褒めてくださるそうです。
    エアコンは1日のうち1F,2Fでどちらか片方運転を基本としていて、冬の寒い時期は朝に1F, 2Fどちらもつけるが、昼は1台で足りています。ロフトのサーキュレーターを回したままとエアコンで快適に生活できています。
    夏以降から庭の手入れを家族でします。これが週末の家族のアクティビティになり、手間は当然かかるけど楽しく愛着がわいてきます。

  • Qお気に入りの場所やその使い方はありますか?

  • 一番はやはり二階の広いLDKです。ダイニングテーブルに座って、周りを見ると窓が東西にあることで抜け感や広がりを感じます。
    キッチンの上の三角形の鏡はつけてよかったなと思っています。来客があった時に皆さん鏡に驚かれています。
    テラスには朝や夕方に出て、手すりに寄りかかり池を見ると池に生き物がいて、見てて面白いですね。休みの日はテラスでBBQもしますよ!
    ロフトも今は物置にしていますが、今後床置きのソファやTVを置いて活用していこうと思っています。

  • Qリビングと寝室は杉の無垢フローリングを採用いただきましたが、その後いかがでしょうか?

  • 色々調べる中で「杉フローリングの気持ちよさ」を知って、取り入れようと思いました。
    歩いたときに気持ちよさが気に入っています。傷は当然柔らかいのでつきますけど、それも風合いで特に気にはなりません。
    デメリットとしては、掃除がしづらいところです。フローリングの間の隙間にゴミが入るとなかなか取れなくて…あとクイックルワイパーなどをかけられないですね(笑)

  • Qこれから家づくりされる方へのアドバイスや、こうしておけばよかった点などありますか?

  • 工務店が信頼できる人であるかが大切だと思いますし、やりたい事を叶えてくれる工務店を見つけるのが大切と思います。
    その点で中土居さんと家づくりができてよかったと思います。
    こうしておけばよかったという細かい点はなく、しいて言えば、サービスルームに2人の子供ができたときに過ごせるかのサイズ感が不安ですね。もう少し広くしておいても良かったかも…

  • 中土居工務店スタッフからのコメント

  • 嬉しいコメントを頂きまして有難うございます。お庭の方も土日にご家族でメンテナンス頂き、うれしく思います。お庭の植栽がご家族に寄り添って今後も育っていく姿、またご訪問できることを楽しみにしております。