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大阪狭山市にて二階建新築工事が進行中(~基礎工事)

大阪狭山市にて、二階建ての新築工事が進行しています。

今回の敷地は、小さな池に面しています。

大昔に盛り土されたと思われる表面2m近くが軟弱な地盤であるため、必要な箇所に柱状地盤改良と呼ばれる地盤改良を施しました。

青いマークの位置をアースドリルといいう重機で掘り込み、セメントと土を混ぜながら固い柱状の改良地盤を造成します。

 

また、昔に作られたRC造の擁壁も、水抜き穴が詰まっていたり、放置しておくと水圧がかかるため、今回の土工事に合わせて、水抜穴を開通し、スポンジ状の水路を設けました。

 

時間や手間がかかる上、見えなくなる部分ではありますが、建物が建つ地面の安全性には特に気を付けています。

このような擁壁や軟弱地盤の心配事項を一つ一つ解消し、地盤をしっかり固めたうえで、基礎工事を行います。

長期優良住宅であること、地盤への安全性を担保するため、いつもに増して外周部は

密な配筋となっています。

型枠は繰り返し使え、精度の高い鋼製型枠が用いられています。

 

基礎工事に並行して、工房では大工さんが屋根垂木の加工、塗装を行っていました。

真夏の棟上げになるため、炎天下での作業時間をなるべく少なくし、効率化を図る

下準備が欠かせません。

自社の工房でベテランの大工、古井さんが手刻みで丁寧に屋根の垂木部材を加工し、

屋根垂木を組み上げていきます。

今回は外壁の一部を杉板貼にします。

杉板の耐候性塗料も予め工房で塗布することで、現場での乾燥による反りや狂いを

最小限にすることができます。

 

組み上げられた垂木材や合板材は、棟上げの現場に工房からトラックで運ばれます。

 

入念に荷造りがされ、翌日の棟上げを待つ状態となりました!

工事はまだまだ続きます。