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奈良市にて二世帯住宅の工事が進行しています。(解体前~基礎工事)

奈良市の新築住宅の工事の様子です。
今回は60代のご両親と、20代のご夫妻が共に住まうための建て替えのご依頼です。

 

▲建替前の住宅はとっても風情があり、おそらく明治時代か大正時代に建てられた建物であろうとのこと

 

特徴的な外観の建物を解体するのは忍びないと考え、はじめは大規模改修やリフォームをご提案しました。

しかし検討するほどに難しい問題が…

 

・増築の履歴が負えないこと、法改正による2階建て古民家の大規模改修の困難さ
・シロアリ被害や、既存躯体の状況が悪く、改修費用の増大が予想されること
・必要駐車台数やプランのご要望に大規模改修での限界があったこと

 

等々の理由により、新築住宅への建替えとなりました。

上のような理由がなければ、性能や間取りを大幅に変えつつ、大規模改修も可能性としてあったと思います。(その方が安価になる場合も)

古い建物が解体されると、時間の経過とともに街の人々、そして住人の記憶から徐々にその姿が失われてゆきます。

せめて「建物の面影や、材料を断片的にでも引き継いだ新築住宅が出来ないだろうか?」

そんな思いで、部材の採寸・生け捕りをスタッフ総手で行いました。

 

▲建替前の住宅の建具を一か所ずつ採寸している様子

 

 

▲建具屋さんと一緒に、「生け捕り」にする建具を解体前に取り外している様子

 

 

▲解体直前、荷物を全て搬出した様子

解体前の民家は荷物が取り払われ、おそらく建物が建った当時に最も近い姿になっていると思います。
南側の庭に差し込む光、大正ガラスに揺らめく緑、そんな昔からある日常の風景を新築住宅においても引き継げないかと考えています。

 

 

▲解体後の様子、庭にあった灯篭と椿の木が残りました。

 

 

▲8月の地鎮祭の様子、近年は省略することも多かったですが、奈良の春日大社さんに本格的な地鎮祭をお願いしました。

 

ここから、基礎工事に本格的に移行します。
丁度2026年の9月は雨が続き、東京では観測史上最長となる37日連続の雨が観測されました。

大阪でも8月とは打って変わって、雨が続き、基礎工事に難航しました。

 

 

▲つかの間の晴天に行われた基礎の打設工事

 

 

▲基礎の型枠組みの様子
狂いが少なく、繰返し使える鋼製型枠を用いています。大手ハウスメーカーでも標準的に採用されている仕様です。
一方で、綿密な基礎の計算により、細やかな基礎の立上がりを最小限にとどめ、基礎費用を抑えることを意識しています。

 

 

▲基礎の養生中
コンクリートは水に濡れても硬化しますが、念のためにブルーシートで雨に濡れないように保護しています。

 

 

▲基礎打設後
雨天の影響で大変難航しましたが、比較的綺麗な基礎が立ち上がりました。

ここから、建方工事に移ります。

最期まで読んで頂きましてありがとうございました。
なお、こちらのお住まいはお施主様のご厚意で、随時現場の見学会を実施しております。
家づくりにご興味のある方は、お問合せいただければ個別ご案内いたしますので、お気軽にお越しください。